「TY君との出会い」 昭和38年度卒業 飯田 數義

「TY君との出会い」

 

 私は、昭和38年度卒業生で今年、後期高齢者の76歳です。今から約64年前に、TY君は西部小学校出身、私は東部小学校出身で、十四山中学校で初めて出会いました。同じクラスで、部活も野球部で同じ。彼とは卒業後も交流が続き、彼は時々ふらっと遊びにやってきました。二十歳位の時、私は珠算塾を経営していて、彼に何気なく「子どもたちに卓球台があるといいな」と話したところ、彼はすぐに「今から作ろう。材木屋へ行って材料を探そうか」と言い、二人で材木屋へ行き、木材を購入し、その日のうちに、組み立て式の卓球台を制作したのでした。このように、彼は躊躇なく「今できることは、今からやってみよう」という考え方で、行動的でした。いつも慎重で、あまり行動的でなかった私は、その後の人生の営みの中で、かなりの影響を受けました。例えば27歳で小学校教員免許を取得し、母校の東部小学校に勤務することができたことや、退職後も、住居地である蟹江町の嘱託員、子ども会会長や社会福祉協議会会長等々、後期高齢者の現在もボランティア活動に励み、充実した日々を過ごすことができていることは、彼の考え方や行動力の影響なのだと心から感謝しています。

 本年度末に十四山中学校が閉校することになりましたが、私にとっては、永遠に心の中で、不滅の学校として残ると信じています。

 

飯田 數義